研究概要 |
本研究の目的は,看護実践能力を育成するために,ICT(Information and Communication Technology)を利用し,e-learningと授業(対面授業)・演習・臨地実習による学習方法を組み合わせたブレンディッドラーニングシステムを構築し,その学習効果を検証することである。 該当年度は,AIMS-Gifuシステム上で既存の教材を使用できるよう,既存教材の再構築をおこなった。また,看護実践能力を育成する上に於いて有用と思われるe-learning教材を精選し,これらの教材を活用して,ICTを利用した学習環境を整備した。これらの教材を活用し,急性期看護方法I・II,リハビリテーション論の中で,試験的にブレンディッドラーニングシステムを構築した。その上で,試験的に運用しているブレンィッドラーニングシステムによる学習状況および学習効果を把握するために,アンケートによる学習満足調査を実施した。これに関しては随時アンケート内容を分析し,学会等で発表していく準備をしている。 また本研究について,岐阜大学大学院医学系研究科医学研究等倫理審査委員会に申請し,承認を得た。 e-learning内容および学習状況については,AIMS-Gifuシステム上とリンクしており,今後AIMS-Gifuシステムの各項目におけるアクセスログから分析できるよう学生に対して同意書をとる予定である。その上で,対面授業・臨地実習・演習部分に関しては課題として提出したレポート内容,実習記録から質的に分析していくための準備をしている。
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