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2010 年度 実績報告書

長期療養中の糖尿病患者の口腔衛生行動を支える効果的な看護介入方法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21592752
研究機関徳島大学

研究代表者

桑村 由美  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90284322)

研究分担者 南川 貴子  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (20314883)
田村 綾子  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10227275)
市原 多香子  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (10274268)
キーワード糖尿病患者 / 看護 / 口腔衛生行動 / 長期療養
研究概要

長期療養中の糖尿病患者には、糖尿病を持ちながら生活を送るために、療養行動のセルフマネジメント能力が求められる。本研究では、療養行動の中の口腔衛生行動に注目し、糖尿病での療養行動の中で、口腔へのセルフマネジメント能力を糖尿病患者が獲得できるための、効果的な看護介入方法を検討することを目的としている。本年度は、糖尿病患者が口腔と口腔衛生行動に対してどのような認識をもち、どのような行動を行っているかについての検討を継続し、その結果を基盤として、看護介入方法を考案することを目標とした。まず、昨年までの調査では、対象者が受けた患者教育内容のベースが異なっていたため、本年はベースを一定にした状態での調査を行った。具体的には、研究協力施設で開催されている糖尿病教室での「糖尿病と歯周病の関係」に関する講義を受講後、約4~6カ月以上経過した2型糖尿病患者のうちで研究参加への承諾の得られた13名を対象に面接調査を実施した。得られた結果を質的記述的分析手法により分析した。その結果、「血糖値の変化に伴う口腔内の自覚症状の変化の気づき」や、「良好な歯牙・口腔の機能保持による精咀嚼が満腹感につながり過食防止や血糖コントロールにつながる」など、口腔衛生行動が糖尿病での療養行動に結びつけられた語りが得られた。一方では、口腔衛生行動と糖尿病の療養行動とが別々に語られ、口腔衛生行動と糖尿病の療養行動が関係のない事柄として捉えられていると考えられた。この違いが生じた原因についてさらに検討することで、単なる口腔衛生行動の支援ではなく、糖尿病を持つ人に対する口腔衛生行動への支援となると考えられ、次年度に継続予定である。

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公開日: 2012-07-19  

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