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2010 年度 実績報告書

高齢者の早期退院に向けた首下型簡易サウナによる看護プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592757
研究機関九州大学

研究代表者

宮園 真美  九州大学, 大学院・医学研究院, 助教 (10432907)

研究分担者 樗木 晶子  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (60216497)
栃原 裕  九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 教授 (50095907)
川本 利恵子  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (40144969)
中尾 久子  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80164127)
中尾 富士子  九州大学, 大学院・医学研究院, 講師 (40363113)
キーワード高齢者 / 早期退院 / サウナ
研究概要

頸下型サウナの適用によって高齢者の入眠状態を改善し、早期退院に向けての看護援助モデルを開発するために、健常な若年者および健常高齢者への前回データを基にして、フットサウナを実際に入院患者に適用しその結果を検討した。フットサウナは膝から下を遠赤外線によって温熱環境に曝露するものである。先行研究でもフットバスによって足部を温めることによる睡眠やリラクゼーションの効果は認められている。フットサウナ温度は庫内45℃で、15分間実施した。その後も庫内に足部を入れたまま、電源を切って30分間全身を保温した。いずれも1人の被験者に対して1回実験を行い、安全性を確認した後で3日間の連用による睡眠状況を検討した。一度の実施で、約0.4℃の深部体温上昇、0.6℃以上の皮膚温の上昇がみられた。血圧、心拍数は変動がなく循環動態への影響は少ないことが確認できた。フットサウナを使用して3日間連用を行い、睡眠状態を評価した。今年度は前年度より人数を増やして行うことができた。OSA睡眠調査およびSMH睡眠調査票によって主観的なデータを、アクチグラフによって客観的な睡眠評価を行った。全体的な睡眠の改善傾向がみられたが、統計的な分析ではOSA睡眠調査の夢見に関しては実施前よりも有意な改善傾向が認められた。また、体が温かい、心地よいという主観的なデータと気分調査によるリラクゼーション傾向においても実施前と比べて有意に改善されていた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 頸部下ドームサウナ使用時の生理・心理反応2010

    • 著者名/発表者名
      宮園真美, et al
    • 雑誌名

      人間と生活環境

      巻: 17(1) ページ: 31-37

    • 査読あり
  • [学会発表] 心不全患者へのフットサウナ療法による気分および睡眠に関する基礎的研究2010

    • 著者名/発表者名
      宮園真美
    • 学会等名
      第7回日本循環器看護学会学術集会
    • 発表場所
      広島県尾道市しまなみ交流館
    • 年月日
      2010-11-20
  • [学会発表] 再発予防をめざした虚血性心疾患患者の自己管理意欲を高める退院後介入法の検討2010

    • 著者名/発表者名
      宮園真美
    • 学会等名
      第46回日本循環器病予防学会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2010-05-29

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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