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2010 年度 実績報告書

2型糖尿病患者における血糖コントロールとストレス対処系の関連および介入効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21592758
研究機関佐賀大学

研究代表者

大田 明英  佐賀大学, 医学部, 教授 (40128129)

研究分担者 古賀 明美  佐賀大学, 医学部, 准教授 (00336140)
キーワード2型糖尿病 / 視床下部・下垂体・副腎系 / ストレス
研究概要

【目的】今年度は、2型糖尿病患者において、新たな情動ストレス(計算ストレス)前後のストレス関連ホルモンを測定することにより、ストレス対処系(HPA-axis)が正常に働くかを明らかにすることを目的とした。
【方法】2型糖尿病患者71名及び健常者46名に対して、計算ストレス負荷前後における血清中の種々の神経・内分泌・免疫系活性物質を測定するとともに、ストレス関連QOL(自覚ストレス度、コピアレンス感、自己効力感)との関連を検討した。
【結果】2型糖尿病患者において、HbA_1C、空腹時血糖および罹病期間とストレス関連QOL項目との間に有意な関連を認めなかった。糖尿病患者では、すでに負荷前の状態においてACTH、コルチゾール値が健常群より有意に高値を示したが、計算ストレス負荷後には患者群、健常群ともにコルチゾール値は負荷前より有意に増加した。しかし、負荷後のコルチゾール増加の割合は、健常群より患者群の方がはるかに小さかった。
【結語】2型糖尿病患者においては、安静時にも血中コルチゾール値が高いこと、ストレス負荷後にはコルチゾール上昇反応は認められるものの、その増加の割合は健常群よりも小さく、ストレス対処系(HPA-axis)が十分に働いていない可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 膠原病患者におけるストレス適応状態とセルフマネジメントの効果2010

    • 著者名/発表者名
      松浦江美, 大田明英
    • 学会等名
      第30回日本看護科学学会
    • 発表場所
      札幌市
    • 年月日
      20101203-20101204

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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