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2011 年度 実績報告書

がん体験者・家族の「生活習慣立て直し対話の会」支援モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592783
研究機関武蔵野大学

研究代表者

遠藤 恵美子  武蔵野大学, 看護学部, 教授 (50185154)

キーワードがん / 生活習慣 / がん体験者・家族 / 支援モデル / マーガレット・ニューマン / 対話
研究概要

本研究の全体全体構想は、がん体験者・家族が、がんの再発・進行予防をめざして、生活習慣を自ら見直し、より好ましい生活習慣の立て直しに自ら取り組もうという意識と行動の転換を促進するために、がん体験者・家族と看護職者・研究者が協働で効果的なプログラムを考案し、それを地域に波及させることである。平成21・22年度には、M.ニューマンの健康の理論を理論的枠組みとした「生活習慣立て直し対話の会」原案を二俣川、武蔵野周辺、相模原の3つのフィールドで、順次修正を加えながら実施した。
本年度の目的は、(1)参加者を対象に同窓会を開催し、上記で実施してきたプログラムがどのように参加者の生活習慣立て直しに役立っているかを見極めること、(2)参加者を対象に本研究の成果発表を行い、さらに生活習慣立て直しへの動機付けとすること、(3)3年間の成果から、「生活習慣立て直し対話の会」をモデルとしてまとめることであった。
目的(1)と(2)に関しては、がん体験者・家族35名、看護職者・教育者・大学院生30名、合計65名が参加した。同窓会と成果発表の会は、参加者の生活習慣立て直しを補強し、また仲間作りをサポートする上で役立った。目的(3)としては、「対話の会」モデルとして7つの基本的な考え方を明確にした。その2~3を示せば、*がんは単なる部分の疾患ではなく、生活習慣のパターン、つまり環境との相互作用の不調が"がん"として開示したものであるということを、プログラムに明確に盛り込むこと、*仲間同士の対話を組み込み、自己の生活習慣のパターンに気づき、その立て直しに努力するように支援すること、*心の持ち方と人間関係は、プログラムの中の重要な要素であることが明らかになったので、時間をかけて丁寧に扱うこと、などであった。学会発表2件と看護論文1件を発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Margaret Newmanによるニューマン・プラクシス方法論実践的研究例:がん体験者と家族の「生活習慣立て直し対話の会」支援モデルの開発2012

    • 著者名/発表者名
      遠藤恵美子
    • 雑誌名

      看護研究

      巻: 45 ページ: 168-186

  • [学会発表] がん体験者・家族の生活習慣立て直し対話の会-M.Newmanの健康の理論に基づく支援モデルの開発(第2報むさしの翼の会)2012

    • 著者名/発表者名
      高木真理
    • 学会等名
      第26回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      松江くにびきメッセ
    • 年月日
      2012-02-12
  • [学会発表] がん体験者・家族の生活習慣立て直し対話の会-M.Newmanの健康の理論に基づく支援モデルの開発(第3報さがみはら翼の会)2012

    • 著者名/発表者名
      高木真理
    • 学会等名
      第26回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      松江くにびきメッセ
    • 年月日
      2012-02-12

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公開日: 2013-06-26  

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