• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

心身症・神経症児と家族に対するケアモデルの開発とその検証に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21592790
研究機関山形大学

研究代表者

佐藤 幸子  山形大学, 医学部, 教授 (30299789)

研究分担者 塩飽 仁  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50250808)
遠藤 芳子  宮城大学, 看護学部, 教授 (20299788)
佐藤 志保  山形大学, 医学部, 助教 (00512617)
キーワード神経症 / 心身症 / 子ども / ケアニーズ / 不適応行動 / 関連因子 / ケアモデル
研究概要

1.平成22年4月にケアモデル作成のための検討会を実施した。検討会では平成21年度に実施した調査結果をもとに心身症・神経症児の不適応行動の関連因子を明確化した。それを日本看護科学学会で公表した。また,関連因子と介入方法に関する調査結果をもとに,文献検討結果を参考にしながら,妥当な介入方法を抽出・整理した。これらの過程から,ケアモデルの原案を作成し,看護診断時に使用するためのアセスメントシートを作成した。現在は不適応行動の看護成果,看護介入に基づき,実際の症例に適用できるのか検討を継続中である。
2.平成22年1月に,心身症・神経症児の家族および病院に勤務する看護師を対象にニーズ調査を実施した。その結果,情緒不安定になっており,心のケアが必要と思った子どものケースを経験しているものは58.1%おり,その6割以上が心のケアを必要と感じていた。また。約96%のものがコンサルテーションを受ける場所の必要性を感じており,約70%のものが,専門的な心のケアをしてくれる機関が身近にないと答えていた。これらの結果により,専門的な子どもの心のケアやコンサルテーションを行う機関の必要性が示唆された。その成果を北日本看護学会誌に公表した。
3.現在ケアモデルの原案に基づいて,アセスメントに活用できる客観的指標について検討中である。具体的には各項目を測定できる信頼性・妥当性の確認された心理尺度とその評価基準の整理を行っている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 子どもの心のケアに関する看護師のニーズ調査2011

    • 著者名/発表者名
      佐藤幸子, 塩飽仁, 遠藤芳子, 佐藤志保
    • 雑誌名

      北日本看護学会誌

      巻: 13(2) ページ: 17-23

    • 査読あり
  • [学会発表] 心身症・神経症児の不適応行動とその関連因子の検討2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤幸子, 塩飽仁, 遠藤芳子, 佐藤志保
    • 学会等名
      日本看護科学学会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2010-12-04

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi