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2010 年度 実績報告書

1型糖尿病を持つ子どもの学校生活を支援するための教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592794
研究機関東京学芸大学

研究代表者

竹鼻 ゆかり  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30296545)

キーワード1型糖尿病 / 小児慢性疾患 / 啓発教材
研究概要

本研究の3年間の目的は、1型糖尿病の子どもの学校生活を支援するための教材を開発し、評価することである。
H22年度は、通常学級に通う中学生に対し、1型糖尿病の子どもを理解し、彼らの学校生活を支援するための学習教材と学習指導案、評価用紙を開発した。作成した指導案を用いて実際に中学校2校8クラスに対し、準実験デザインによる介入研究を行った。その結果、対照群に比べ、介入群のほうが有意に理解と支援の態度が高まり、介入効果が認められた。
また教員や養護教諭が1型糖尿病の子どもの生活課題を理解するための教員研修等を行った。方法は、1型糖尿病の高校生のキャリア支援に関するケースを作成し、問題解決・意思決定を促す教育方法のひとつであるケースメソッドを行った。ケースメソッドを行うにあたり、このケースを用いて教員研修等を行った結果、教員の理解が深まったという成果を得た。
上記2点の成果は、学校教育における1型糖尿病の子どもを理解し支援するための有効なツールと成りうると考える。さらに従来あまりなかった病気の子どもの啓発活動の有用な資料となりうる。H23年度にはH22年度の成果をもとにさらに教材を修正し完成する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 効果的な療養指導を探る教育学とのコラボレーション2010

    • 著者名/発表者名
      藤井仁美、竹鼻ゆかり、名嘉真香小里、森瞳, 他
    • 学会等名
      第53回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 発表場所
      岡山国際交流センター(岡山県)
    • 年月日
      2010-06-28
  • [学会発表] ケースメソッド教育を用いた糖尿病療養指導の展開2010

    • 著者名/発表者名
      名嘉真香小里、藤井仁美、竹鼻ゆかり、森瞳, 他
    • 学会等名
      第53回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 発表場所
      岡山国際交流センター(岡山県)
    • 年月日
      2010-06-28

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公開日: 2012-07-19  

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