研究概要 |
本研究の目的は,母乳外来での助産ケアの質を評価するための尺度を開発し,母乳外来で必要とされるケアの質を保証するためのケア基準や体制を明らかにすることである。 平成22年度は,質評価尺度とケア基準の検討を行った。 調査施設以外の3病院における母乳外来の実施状況とケア基準の聞き取り調査を行い,ケア基準・体制の類似点と相違点を抽出した。また,助産師自己評価尺度の内容についても,助産師の意見を聞き,内容を検討した。さらに,母乳外来の役割とケア範囲について母乳育児支援専門家とのディスカッションにより,ある程度の知見を得ることができた。 今後は,質評価尺度の信頼性・妥当性を統計的に検証し,質を保証するためのケア基準・体制の指標作成にむけて取組んでいく計画である。
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