研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、妊産婦ケアにおける助産師の経験知獲得フェーズモデルを明らかにすることである。病院および助産院に勤務する助産師を対象にインタビューおよび質問紙調査を行った。助産師 475 名を分析した結果、経験 10 年以上の助産師は、妊娠期から産後の継続ケアの経験や腹部触診で児の推定体重を推測する経験、会陰保護を実施しない分娩介助経験から正常と異常を見極めや産婦の心理面を乱さないケア能力獲得していることがわった。一方、経験 10 年未満の助産師は、自己のケアの振り返りや先輩助産師のケアを見る経験から出産の自然経過を妨げないケアや出産で関わった女性とのコミュニケーションの重要性を学んでいることがわかった。
すべて 2013 2011 2010
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件)
札幌保健科学雑誌
巻: 第2号 ページ: 27-34
日本保健医療行動科学学会年報
巻: 26巻 ページ: 158-168