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2009 年度 実績報告書

周産期医療ケアシステム・看護の質改善を推進するための研究

研究課題

研究課題/領域番号 21592815
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

大月 恵理子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90203843)

研究分担者 森 恵美  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (10230062)
林 ひろみ  千葉県立衛生短期大学, 第2看護学科, 准教授 (90282459)
キーワードMFICU / 看護 / ハイリスク妊娠 / 看護管理 / 教育・研修
研究概要

本研究プロジェクトは、周産期医療ケアシステムが効率的かつ有効に機能するよう、その一翼を担う母体・胎児集中治療室(maternal-fetal intensive care unit : MFICU)の運営に焦点を当てたものである。本研究の目的は、MFICU看護の問題点と課題を明らかにし、ケアの特殊性、専門性を明確にすることとする。
平成21年度は、2008年5月時点で総合周産期母子医療センターに認定されている75施設のMFICUの看護管理者を対象とし、MFICUの看護管理上の課題や困難点、MFICUケアに必要とされるスタッフの能力や研修実施状況などについての質問紙調査を行った。現在、30施設から回答があり、分析中である。
また、諸外国との比較のため、周産期医療システムについては、アメリカ、イギリス、オーストラリア、韓国を対象国とし、医中誌web等を用い検索された13文献より情報収集した。調査項目は、(1)保険医療制度、(2)ローリスク妊娠の管理機関と医療提供者、(3)ハイリスク妊娠の管理機関と医療提供者、(4)周産期医療における医師の教育・研修システム、(5)周産期医療における看護師・助産師の教育・研修システムとした。ハイリスク妊娠をケアするスペシャリストの役割、高度化するために必要なカリキュラムについて、MEDLINE、CINAHLを用いて検索された1994~2005年の7文献から情報収集した。今回対象となった4力国では、ローリスク妊娠とハイリスク妊娠の管理システムを分けていた。また、一部の国では、ハイリスク妊娠のケアに、高度なアセスメント能力、コンサルテーション能力と実践能力を持つ助産師とは異なる専門職があたっていた。
さらに、ハイリスク妊娠の管理についての実際的な情報を得るために、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校メディカルセンターと、同サンフランシスコ校メディカルセンターに見学に行った。

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公開日: 2011-06-15   更新日: 2016-04-21  

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