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2010 年度 実績報告書

周産期医療ケアシステム・看護の質改善を推進するための研究

研究課題

研究課題/領域番号 21592815
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

大月 恵理子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90203843)

研究分担者 林 ひろみ  千葉県立保健医療大学, 看護学科, 准教授 (90282459)
キーワードMFICU / 看護 / ハイリスク妊娠 / 看護管理 / 教育・研修
研究概要

本研究プロジェクトは、周産期医療ケアシステムが効率的かつ有効に機能するよう、その一翼を担う母体・胎児集中治療室(maternal-fetal intensive care unit : MFICU)の運営に焦点を当てたものである。本研究プロジェクトの目的は、まず、MFICU看護の問題点と課題を明らかにし、ケアの特殊性、専門性を明確にする。さらに、MFICUのケアに必要な専門的能力を明らかにし、母体・胎児集中ケア認定看護師養成プログラムの基礎となりうる研修プログラムを開発することにある。その中で、本研究の目的は、国内各地のMFICUの看護管理者に対して現状における課題と、MFICUスタッフに必要とされる臨床的能力とその研修内容について明らかにすることである。
平成21年度は、看護職の視点で、現在MFICUが抱える課題を明らかにするため、全国のMFICUの看護管理者に対し、MFICU管理上の困難点や工夫などに関して質問紙による実態調査を行った。31施設(41%)の看護管理者から回答があり、MFICUの看護スタッフのストレスや、MFICUの看護管理上の困難点や課題、MFICUスタッフに求められる能力とその育成のための研修会の実態などの概要が明らかとなった。今年度は、調査結果を詳細に分析し、第12回日本母性看護学会学術集会および第51回日本母性衛生学会学術集会で発表した。さらに、ホームページも開設し、広く公表した。
しかし、各MFICUにおける困難さの相違の要因や、MFICU看護管理の困難さや必要とされる能力に関連して、通常の産科病棟でのハイリスク妊婦看護とMFICU看護の相違についてはなお調査が必要である。研究の第2段階として、施設の特徴や背景をふまえた困難さ、MFICUであることの困難さや必要とされる能力を明らかにするため、施設見学を含めた面接調査を現在までに5施設に行った。

研究成果

(5件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 備考

  • [学会発表] 母体・胎児集中治療室(MFICU)スタッフのストレスと看護管理上の課題2010

    • 著者名/発表者名
      吉田真奈美
    • 学会等名
      第51回日本母性衛生学会学術集会・ミニシンポジウム
    • 発表場所
      金沢市アートホール(石川県)
    • 年月日
      2010-11-06
  • [学会発表] 海外のハイリスク妊娠看護に関する書籍の構成内容2010

    • 著者名/発表者名
      林ひろみ
    • 学会等名
      第51回日本母性衛生学会学術集会
    • 発表場所
      ホテル日航金沢(石川県)
    • 年月日
      2010-11-06
  • [学会発表] 母体・胎児集中治療室(MFICU)の看護職者に求められる能力とその育成2010

    • 著者名/発表者名
      大月恵理子
    • 学会等名
      第51回日本母性衛生学会学術集会
    • 発表場所
      石川県立音楽堂(石川県)
    • 年月日
      2010-11-05
  • [学会発表] 諸外国におけるハイリスク妊娠管理を含む周産期医療システムの現状2010

    • 著者名/発表者名
      林ひろみ
    • 学会等名
      第12回日本母性看護学会学術集会
    • 発表場所
      三重県立看護大学(三重県)
    • 年月日
      2010-06-19
  • [備考]

    • URL

      http://mficu-ns.umin.jp/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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