子どもを亡くした遺族のグリーフワークを支える社会的ネットワークに関する研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21592818
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生涯発達看護学
• 研究機関: 新潟県立看護大学
• 研究代表者: 大久保 明子 新潟県立看護大学, 看護学部・看護学科, 講師 (70279850)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 子どもの死 / 遺族ケア / 小児看護 / 看護学

研究概要

子どもを亡くした遺族へのケアの実態を明らかにするために、全国の小児病棟の看護師を対象に質問紙調査を実施した。看護師は遺族ケアの必要性を認識しているが、遺族ケアを実践できない現状が明らかになった。また、遺族ケアを行っている看護師を対象とした面接調査を実施した。その結果、遺族ケアを始めた動機は、遺族からの要望や遺族ケアの必要性の認識などであり、看取りケア、葬儀参列、遺族会の運営などを行っていた。調査結果を参考に、子どもを亡くした遺族のサポートグループを設立し、支援者のあり方を検討した。

研究成果

• [雑誌論文] 子どもを亡くした遺族に関するケアの現状と課題 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大久保明子、郷更織
  • 雑誌名: 日本小児看護学会誌 巻: 20(3) ページ: 20-27
  • 査読あり
• [学会発表] 看護師が運営する子どもを亡くした遺族を対象とした遺族会の実際と課題 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大久保明子、郷更織
  • 学会等名: 第35回日本死の臨床研究会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2011-10-09
• [学会発表] 看護師が行う子どもを亡くした遺族を対象とした遺族ケア (2011)
  • 著者名/発表者名: 大久保明子、郷更織
  • 学会等名: 日本小児看護学会第21回学術集会
  • 発表場所: 埼玉会館
  • 年月日: 2011-07-24
• [学会発表] 子どもを亡くした遺族に対して行われるケアに対する実態調査 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大久保明子、郷更織
  • 学会等名: 日本小児看護学会第20回学術集会
  • 発表場所: 神戸ポートピアホテル
  • 年月日: 2010-06-26
• [学会発表] 看護師が捉えた子どもを亡くした遺族へのケアにおける課題 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大久保明子、郷更織
  • 学会等名: 日本小児看護学会第20回学術集会
  • 発表場所: 神戸ポートピアホテル
  • 年月日: 2010-06-26
• [備考] わかばの会～子どもを亡くした遺族のためのサポートグループ
  • URL: http://members.niigata-cn.ac.jp/wakaba/index.html