研究課題/領域番号 |
21592827
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
楢木野 裕美 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90285320)
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研究分担者 |
鈴木 敦子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (50196789)
高橋 清子 園田学園女子大学, 人間健康学部, 講師 (90343251)
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キーワード | 医療参画 / 親・医療者協働 / プレパレーションシステム |
研究概要 |
平成22年度は、医療者協働ケアシステム作成に向けた質的調査を行い、親・医療者協働ケアシステム試案を作成することを目的に調査、研究を行った。 親・医療者の協働のあり方に対する質的研究:採血、点滴のプレパレーション時の親の参画に対する看護師、医師の認識を明らかにするため、近畿圏500床以上、研究への協力を得た病院の小児(科)病棟、小児専門病院勤務の看護師12名、小児科医師5名を対象に半構成面接を行った。調査内容は親が医療に参画することに対する考え方、システムのあり方への看護師、医師の考え等である。面接内容を逐語録に起こし質的に分析した。結果、プレパレーションの第1段階で看護師は、【親のアセスメント】をし、【親から子どもの情報収集】と【次の段階に向けた親との相談】、【親の準備を整える】【環境の整備】をしていた。第2段階では、【親のアセスメント】と【付き添いのための親の準備】【環境を整備】【親に担ってほしい役割】と捉え、【親と一緒に担う役割】を提示していた。第3段階では、ここでの【親のアセスメント】の上、【親と相談】【親への説明】と子どもへの【環境の整備】をし【親の不安に対処】しながら、【親に担ってほしい役割】を伝え、【親に担ってほしい役割を子どもに聞く】ことが必要と捉えていた。第4段階では、【親のアセスメント】と【処置後の【親から子どもの情報収集】と予測した処置後の子どもの言動の【親への説明】、【親の不安に対処】が必要と考えていた。また子どものストレス緩和を【親と一緒に担う役割】と捉えていた。 結果と前年度の親の考えに対する量的調査から、親・医療者協働プレパレーションのケアシステム試案の原案を検討した。
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