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2011 年度 実績報告書

事例分析による乳幼児の虐待事例・虐待リスク事例における父親の特性と心理社会的要因

研究課題

研究課題/領域番号 21592843
研究機関札幌医科大学

研究代表者

上田 泉  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (90431311)

研究分担者 佐伯 和子  北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 教授 (20264541)
河原田 まり子  北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 教授 (90374272)
平野 美千代  北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 講師 (50466447)
キーワード児童虐待 / 父親 / 保健師
研究概要

乳幼児の虐待事例・虐待リスク事例における父親の特性と心理社会的要因について明らかにすることを目的として、以下の通り研究を進めた。平成23年度は、
1.平成22年度までに得られたインタビューの中から、熟練保健師を対象としたインタビューのデータに基づき保健師5名が語った6事例の分析を行い、その結果を国際地域看護学会(アルバータ、カナダ)にて学会発表した(The Characteristics of Fathers Regarding Child Abusein Infancy based on interview cases by Expert Public Health Nurses.)。発表と討論の結果、保健師が乳幼児期に関わった子ども虐待事例の父親の特性については、父親の属性、家族歴、夫婦関係、子どもへの関わりについて問題と特徴があると捉える傾向があった。保健師は父親の心理的および行動特性について、父親の非現実性、自己中心的な行動を中心として、違和感を覚えることが明らかになった。
2.行政機関に所属する熟練保健師を対象にインタビューを継続して行い、面接はすべて終了した。
3.行政機関に所属する熟練保健師のインタビューデータ全体については,現在も分析を継続中である。以上、乳幼児の虐待事例における父親の特性について研究をすすめることで、父親のリスク要因の検討につながり、事例への具体的支援の検討を図る基礎資料となると考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の研究計画の予定通り、文献検討、事例検討会出席、対象者への面接についてはすべて終了しているため、おおむね順調に進展している。しかし、10月24日より産休に入るため、対象者への面接のインタビューデータ分析については一時中断せざるを得ない。

今後の研究の推進方策

今後は、未だ分析していないインタビューデータの分析を終了し、面接が終了した全てのデータ分析を終えることが必要である。10月24日~産休に入るため研究活動を一時中断するが、来年度4月の復帰以降に、研究活動を再開して、データ分析を継続し本研究課題を終了する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The Characteristics of Fathers Regarding Child Abuse in Infancy based on interview cases by Expert Public Health Nurses2011

    • 著者名/発表者名
      Izumi Ueda, Kazuko Saeki, Mariko Kawaharada, Michiyo Hirano, Hisako Izumi, Kyoko Namikawa
    • 学会等名
      International Conferences in Community Health Nursing Research Biennial Symposium 2011
    • 発表場所
      University of Alberta (Canada, Edmonton)
    • 年月日
      2011-05-06

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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