研究概要 |
乳幼児の虐待事例の検討会へ出席し, また, 国内外の子ども虐待の父親特性に関する文献レビューを実施し,子ども虐待支援経験のある保健師へのインタビューを実施した。すべての得られたデータを総合し,乳幼児の虐待事例・虐待リスク事例における父親の特性として,家族関係を含む人との関係を構築することの困難さ,感情表出の難しさや自己本位な行動の特性が明らかになった。本研究より,父親自身を理解し,父親と援助関係を作ることの難しさ,父親が家族との関係を形成していくための支援技術を支援者が培うことが重要であることが示唆された。
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