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2010 年度 実績報告書

環境看護の視点からみた病院環境の評価

研究課題

研究課題/領域番号 21592849
研究機関山梨大学

研究代表者

飯島 純夫  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70114361)

研究分担者 山崎 洋子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (10248867)
古屋 洋子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 講師 (80310514)
芳我 ちより  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (30432157)
キーワード環境看護 / 病院環境 / 照度 / 温度 / 湿度 / 気流 / アンケート調査
研究概要

基本的な環境測定項目である騒音、照度、温度・湿度、気流(風速)の測定結果は前年度に冬期の測牢結果を得ているが、本年度は前年度と同じ病棟よ病室、ディルーム)、外来で病院内測定を、主として夏期と冬期で著しく異なる温度・湿度、気流(風速),を中心に夏期での測定を行った。また、同時に患者および医療従事者(看護師等)に対して、上記測定項目の快適・不快に関するアンケート調査を行い、比較検討を行った。各測定結果(Max.…Min.)は、次のようになった。照度(1x)は、病室では、入口が111-740、中央で209-1880、窓側で303-4550、ディルームでは465-2300、外来では152-682であった。温度(℃)は、病室では入口が28.0-30.3、中央が27.6-29.7、窓側が25.5-29.9、ディルームでは28.4-29.6、外来が27.2-29.5となっていた。湿度(%)は、病室では入口が48.1-57.3、中央が49.5-58.6、窓側が49.3-60.6、ディルームでは45.3-49.0、外来は49.9-59.0となっていた。気流(mls)は、病室では、入目で0.02-0.11、中央で0.01-0.33、窓側で0.02-0.63、ディルームで0.02-0.06、外来では0.02-0.48となっていた。アンケート調査結果では、外来患者では、衛生状態で診察室のほうが良いと答えたものが多い傾向が見られたが、全体的には待合室とほぼ類似の傾向であった。病棟患者の場合も、病室とディルームで大きな違いは見られず、差はなかった。看護師の場合、「本人の印象」と「患者の視点」と比べると、病室、ディルームともに、全体として有意差は見られなかった。看護師と病棟患者の実際の結果の比較では、病室、デイルームともに病棟患者のほうが看護師よりも有意に良い評価をしていた。これらの結果は、前年度の冬期での結果と合わせて、環境看護の視点からの夏期での基礎資料となりうるものと考えられた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 病院の物理的環境に対する患者と看護師の認識2010

    • 著者名/発表者名
      飯島純夫
    • 雑誌名

      山梨大学看護学会誌

      巻: 9 ページ: 59-65

    • 査読あり
  • [学会発表] 環境測定結果からみた病院環境の評価(第2報:アンケート調査結果との比較)2010

    • 著者名/発表者名
      飯島純夫
    • 学会等名
      第69回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2010-10-28
  • [備考]

    • URL

      http://erdb.yamanashi.ac.jp/rdb/A_DispInfo.Scholar/4_1_42/ClBE53643BD37147.htm

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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