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2009 年度 実績報告書

自閉症スペクトラム障害に対するペアレンティング・プログラムの確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21592861
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

柳川 敏彦  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (80191146)

研究分担者 加藤 則子  国立保健医療科学院, 研究企画部, 部長 (30150171)
上野 昌江  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70264827)
キーワード育児不安 / 自閉症スペクトラム障害 / 児童虐待 / ペアレンティング / ランダム化比較実験
研究概要

本研究は、自閉症スペクトラム障害児の支援プログラムについて、わが国の実情にあわせたプログラムの確立を目的とする。具体的には、以下の2点をねらいとして21年度から開始する3年間の研究である。
(1)自閉症スペクトラム障害児をもつ母親を対象として、日本版ステッピング・ストーンズ・トリプルP(日本版SSTP)を開発する。(なお"ステッピング・ストーンズ"は、よりハイレベルという意味で、開発者のサンダースにより命名されたものである。)(2)日本版SSTPの有用性を評価する。
21年度は、1) SSTPで用いる教材を翻訳し、以下の日本版テキストを作成、および2) SSTP実施者(ファシリテータ)の標準化を行った。
1)日本版テキストを作成:障害のある子どもをもつ家族のための(1)グループワークブック、(2)パワーボイントスライド、(3)解説ビデオ、および(4)ファシリテータ養成講座で使用する講義ノート等を翻訳した。
2)ファシリテータ養成:SSTPは、実施の標準化のためファシリテータ養成研修をオーストラリアのトリプルPインターナショナル事務局で定期的に実施している。この養成研修の参加者に確定試験を行い合格したもののみがプログラムを実施することが可能となる。1)で作成した日本版テキストを用い、日本の事務局であるトリプルPジャパンと共同で、ファシリテータ養成講座を企画した。結果、20名の養成講座受講者は、最終的にオーストラリアのトリプルPインターナショナルによる試験をもって認定される予定である。以上から、22年度のステッピング・ストーンズ・トリプルPプログラム実施準備が、21年度研究において整備された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Study of the effects of Triple P(Positive Parenting Program)for the prevention of child abuse and neglect on parents of preschool-aged children2009

    • 著者名/発表者名
      Toshihiko Yanagawa, Kyoko Hirao, Noriko Kato, et.al
    • 学会等名
      第8回国際児童虐待防止学会(アジア・オセアニア地域大会)
    • 発表場所
      パース、オーストラリア
    • 年月日
      2009-11-18

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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