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2009 年度 実績報告書

子ども虐待予防のための早期介入支援の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21592875
研究機関武蔵野大学

研究代表者

齋藤 泰子  武蔵野大学, 看護学部, 教授 (50248861)

キーワード子ども虐待 / 早期産後ケア / NCAST
研究概要

本研究は、わが国初の出産直後のケア施設「武蔵野大学附属産後ケアセンター桜新町」の利用者から産褥期の不安定な母子(養育者と子ども)を早期に把握し、利用後の継続介入支援(産後ケアセンター利用者の親支援プログラムと同意を得た上で利用後の定期的な家庭訪問)を訓練された専門職(保健師・助産師等)が行い、養育者-子ども相互作用の育成を支援し、子ども虐待予防や産後うつ支援を行うものである。平成21年度は、(1)産後ケアセンター利用者の実態把握と、(2)家庭訪問による介入支援の準備を行った。
利用者の実態は、出産年齢が35歳以上が54.5%で比較的高齢で職業を持っている母親と児の利用が多かった。家族形態は核家族が98%、夫のサポートが困難、利用者の親・夫の親ともにサポートが困難とした者が多かった。利用の動機は、「援助が受けられない」「育児不安」「体調不良」が上げられた。産後ケアセンターにおけるケアの利用者の評価は「このような施設があったから今も育児を楽しむことができている」「子育てに対する気持ちが楽になった」と良好であった。
家庭訪問による介入支援については、介入支援の評価に使用するツールとして重要なNCAST(Nursing Child Assessment satellite Trainig)のトレーニングを研究代表者や協力者が受講し研究的使用の権利を得た。更に介入支援の開始に当たって武蔵野大学看護学部研究倫理審査委員会の承認を得た。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 武蔵野大学附属産後ケアセンター桜新町と看護学部の連携2009

    • 著者名/発表者名
      齋藤泰子, 宮里和子, 他
    • 雑誌名

      武蔵野大学看護学部紀要 3

      ページ: 55-62

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 産後ケア事業の分析と評価2009

    • 著者名/発表者名
      齋藤泰子, 宮里和子, 他
    • 雑誌名

      平成21年度産後ケア事業評価報告書 1

      ページ: 1-18

  • [学会発表] 産後ケア事業の評価・利用後のアンケート調査から2009

    • 著者名/発表者名
      齋藤泰子, 宮里和子, 他
    • 学会等名
      東京都福祉保健医療学会
    • 発表場所
      東京都社会福祉保健医療センター
    • 年月日
      2009-12-18
  • [学会発表] 地域母子保健活動の拠点をめざす「武蔵野大学附属産後ケアセンター桜新町」2009

    • 著者名/発表者名
      齋藤泰子, 宮里和子, 他
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      奈良県文化会館
    • 年月日
      2009-10-21
  • [学会発表] 「武蔵野大学附属産後ケアセンター桜新町」の利用実態2009

    • 著者名/発表者名
      齋藤泰子, 宮里和子, 他
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      奈良県文化会館
    • 年月日
      2009-10-21

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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