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2010 年度 実績報告書

地域高齢者の介護予防事業への参加状況と生活機能の変化に関する追跡調査

研究課題

研究課題/領域番号 21592876
研究機関金沢医科大学

研究代表者

浜崎 優子  金沢医科大学, 看護学部, 講師 (00454231)

研究分担者 森河 裕子  金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
福間 和美  金沢医科大学, 看護学部, 教授 (30290216)
中川 秀昭  金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
キーワード高齢者 / 介護予防事業 / 特定高齢者 / 生活機能 / 基本チェックリスト / 全数調査 / 地域包括支援センター / 追跡調査
研究概要

U町在住の全自立高齢者4,050人に対して、平成20年5月にスクリーニング調査をベースラインとし、今年度は2年間の追跡結果を分析した。また、第2回研究成果報告会議を開催し分析結果を地域包括支援センターの保健師と共有し今後の検討課題を協議した。
1. 全自立高齢者4050人について、平成22年5月までの2年間における要介護状態の発生について分析した結果、2年間に214人(5.3%)に要介護状態の発生があった。最も発生割合が高かったのは、虚弱高齢者(特定高齢者候補者)の生活機能検査未受診者群で618人中87人(14.1%)、以下、同受診群286人中26人(9.1%)、調査の未回答群807人中46人(5.7%)、元気な高齢者2339人中55人(2.4%)の順であった。年齢区分別では、65-74歳50人(1.2%)、75-84歳116人(2.9%)、85歳以上48人(1.2%)に要介護状態の発生がみられた。
2. 次に、スクリーニング調査に回答のあった3,243人(80.1%)を2年間追跡し、その間の死亡者・転出者を除外した3,150人を解析対象者として要介護状態の新規発生について分析した。対象者を3区分(A:元気な自立群、B:二次健診受診群、C:二次健診未受診群)に分けて、Cox比例ハザードモデルを用いて、A群ぜに対するB群、C群の要介護状態の新規発生のハザード比を計算した。その結果、追跡期間中、168人(5.3%)に要介護状態の発生があった。性、年齢等の交絡因子を調整したB群、C群における新規発生のハザード比はそれぞれ1.78(95%信頼区間、0.46-4.18)、2.85(同、1.49-5.45)で、C群で有意に高値であった。二次健診未受診の虚弱高齢者は要介護状態発生リスクの上昇と関係があることが明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 生活機能検査未受診の特定高齢者候補者の状況とその課題-介護予防事業の効果的な事業展開とは-2010

    • 著者名/発表者名
      浜崎優子
    • 学会等名
      日本地域看護学会 第13回学術集会
    • 発表場所
      札幌市 北海道立道民活動センターかでる2・7
    • 年月日
      2010-07-10
  • [学会発表] 自立高齢者の閉じこもりの頻度及びその特徴-特定高齢者把握事業として行ったU町の全数調査結果分析-2010

    • 著者名/発表者名
      浜崎優子
    • 学会等名
      老年社会科学 第52回大会
    • 発表場所
      愛知県知多郡 あいち健康プラザ
    • 年月日
      2010-06-18

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公開日: 2012-07-19  

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