研究課題/領域番号 |
21592877
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
鈴木 みちえ 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (50300166)
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研究分担者 |
岩清水 伴美 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (60516748)
山村 江美子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (90340116)
神庭 純子 西武文理大学, 看護学部, 准教授 (20440589)
高橋 浩之 千葉大学, 教育学部, 教授 (20197172)
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キーワード | 特定保健指導 / 一般的自己管理スキル / 予防的保健行動 / コーチング |
研究概要 |
1.自己管理スキルと関連要因検討のための基礎調査 1)目的:特定健診受診者の自己を管理する認知的スキルと健診結果、予防的保健行動の関連から、自己管理スキルに着目した健康支援の方法および有効性を検討するための基礎資料を得る。 2)S県の3市において2009年9月~2010年3月に特定健診結果説明会に参加した40~74歳男女2,000名を対象に、自記式質問紙を配布し、郵送での回答を依頼した。調査内容は健診結果の指導区分、要指導の検査項目、一般的自己管理スキル尺度、予防的保健行動等である。有効回答が得られた807名(男性296名、女性511名)対象に分析した結果、成人では要指導項目がある者の方がない者より自己管理スキル、予防的保健行動の得点が低く、高齢者は成人より高い自己管理スキルと予防的保健行動を有していることが明らかになった。自己管理スキルに着目することの有効性と年代特性を踏まえた保健指導の必要性の示唆を得た。 2.自己管理スキルとコーチングに着目した保健指導プログラム検討のための基盤づくり 研究フィールドで特定保健指導業務に携わる保健師を対象に「自己管理スキルを育てる保健指導」「保健指導技術を高めるためのコーチング入門」のテーマで研修会を開催した。参加者から有意義かつ、業務に役立つという意見が聞かれ、意識啓発と共に研究への協力体制の基盤づくりができた。 以上の成果を踏まえ、2年次のコーチングを踏まえ特定保健指導の実施と評価指標としての自己管理スキルの有効性の検証へと研究を進めていく計画である。 調査結果は第69回日本公衆衛生学会総会(2010年10月)にて報告する。
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