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2009 年度 実績報告書

精神障害を持つ実親と生活する思春期年代の子どもの生活状況の把握と支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21592891
研究機関三重大学

研究代表者

土田 幸子  三重大学, 医学部, 助教 (90362342)

研究分担者 長江 美代子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40418869)
甘佐 京子  神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (70331650)
浦川 加代子  三重大学, 医学部, 教授 (00273384)
櫻井 しのぶ  三重大学, 医学部, 教授 (60225844)
鈴木 大  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (30378301)
キーワード精神障がい者の子ども / 思春期 / サポート・グループ / 生活状況 / 生活上の困難 / 障がいの受容 / 親への思い
研究概要

精神障害を持つ親と生活している子どもの生活状況と困難さを明らかにすることを目的に、サポート・グループに参加し生活状況や困難さを語り合う研究対象者を募集した。当初、親の精神疾患を統合失調症に限定したため、親の受診先である医療機関がら、(1)疾患を特定することは子どもへの病名告知につながりリスクを伴う、(2)思春期年代の子どもが自分の状況や思いを話すことには無理があるとの指摘を受け、対象や研究方法を以下のように修正・変更した。
修正点:(1)親の疾患は統合失調症に限定せず、精神障害全般とする、(2)思春期年代の子どもが生活状況を語る困難さから、既成人の子どもを対象としたタループ・インタビューを実施し、得たデータから子どもが感じている「困難や思い」・「求めている支援」を思春期年代に焦点を当てて分析する(第1段階)。(3)第1段階で導き出した支援を織り込んだサポート・グループを思春期年代の子どもを対象に展開し、プログラムを評価する(第2段階)。
現在、変更した研究計画に基づき、第1段階の研究対象者を募集している。精神障害を持つ親と生活している思春期年代の子どもと直接コンタクトをとることは難しいため、精神障害を持つ親との生活経験を持つ当事者の講演会を企画し、思いを共有する場を設けた。講演会参加者に対して、研究概要を説明し、既成人の子どもを対象としたインタビューやサポート・グループへの参加・研究協力を呼びかけた。
次年度は、精神障害を持つ親との生活経験がある既成人へのインタビューを実施し、思春期年代の子どもが必要とする支援内容・方法の検討へと進めていく予定である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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