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2010 年度 実績報告書

下肢関節疾患患者への運動介入プログラムとその評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592892
研究機関神戸大学

研究代表者

上杉 裕子  神戸大学, 保健学研究科, 助教 (40423230)

研究分担者 平田 総一郎  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80238360)
西山 隆之  神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (10379373)
キーワード変形性関節症 / QOL評価 / DVD / 在宅
研究概要

本研究では、下肢変形性関節症を有する整形外科外来患者を対象として、在宅で行える効果的な運動プログラムとその評価法を開発することを目的としている。運動プログラムDVDは昨年度の試作版を経て本年度は精度の高いものを作成した。また評価法の開発として膝関節疾患患者尺度Oxford knee score (OKS)日本語版の信頼性、妥当性を確認した。OKS日本語版の質問項目は膝の痛みや階段を下りる、買い物、車の乗り降りなどの日常生活動作の困難さ、跛行、膝崩れなどを問うている。対象者は変形性膝関節症患者で人工膝関節置換術術前および治療中患者とし、OKS日本語版、健康関連QOL尺度SF-36v2を用いて調査を行った。データの解析は記述統計および信頼性の検証のためクロンバックα係数、妥当性の検証のためのSF-36v2との相関を求めた。有効回答103名(男性16名、女性87名、平均年齢70.8(SD=8.3)(42~89))のデータが得られた。OKSは12点から60点の配点で、得点が低いほど身体機能が高く痛みが少ないことを示す。平均点はOKS29.4(SD=11.9)であった。SF-36v2は身体機能から心の健康までの8下位項目で各50点を国民標準値とし高いほうが良いが、最も低かったのは身体機能の25.1、次いで日常生活役割(身体)33.9、身体の痛みの38.7であった。OKSのクロンバックα係数は0.95、SF-36v2との相関ではすべての項目において有意な相関が認められ(p<0.01)相関係数が0.6を超えたのは身体機能(0.78)、日常生活役割(身体)(0.83)、身体の痛み(0.77)、日常生活役割(精神)(0.77)であった。原作者による先行研究のSF-36との相関係数(0.52~0.71)とも同様の相関であった。以上によりOKS日本語版は信頼性および妥当性が確認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Oxford Knee score日本語版の信頼性、妥当性2011

    • 著者名/発表者名
      上杉裕子
    • 学会等名
      日本人工関節学会
    • 発表場所
      グランドプリンスホテル赤坂(東京都)
    • 年月日
      2011-02-26

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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