研究課題
【Home exercise研究】外来心臓リハビリテーション患者めメンタルヘルス向上のために笑いと気功による笑いエクササイズ(7分)を開発した。外来心臓リハビリテーション通院患者17名(平均66.4歳、男13名、女4名)を対象に笑いエクササイズ(7分)を介入し、介入前に不安・抑うつ(RADS)、介入前後で唾液アミラーゼ、不安(STAI)、ストレスの程度(Visual Analogue Scale)を測定した。各測定値は介入前後の変化を評価した。(t検定、有意水準5%)参加者の疾患は心筋梗塞、狭心症、大動脈・僧帽弁置喚術、心不全などであった。HADSでは不安と抑うつが無いは各13名、不安は疑診と確診が各2名、抑うつは疑診3名、確診1名。介入前後で唾液アミラーゼは介入後平均48.7KIU/L有意に低下、STAIでは状態不安は介入後平均5.6点有意に減少。介入後の特性不安とVASの平均はそれぞれ0.5点、6.1mm低下し、有意差は無かった。笑いエクササイズは心疾患患者のストレス減少や不安を改善することから、今後は外来心臓リハビリデーションおよび在宅での心理的介入プログラムとして継続効果を検討する。【地域Group exercisp研究】太極拳自主グループ活動は平成23年12月時点で、開始時から3年6カ月が経過した。継続者10名(男性2名、女性8名、平均年齢69.1±4歳)は24式太極拳90分(休憩10分)を1回/週実施している。継続者10名は太極拳活動開始時に対して3年6カ月後で体重、BMI、腹囲に変化はないが、収縮期血圧が有意に低下し、健康関連QOL(SF-36)下位尺度の活力は有意に改善を認めた。今後は太極拳自主グループ活動を介護予防や地域心臓リハビリテーションの一形態として活用を検討する。
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Respiratory Physiology & Neurobiology
巻: 178(2) ページ: 275-282