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2010 年度 実績報告書

入院中の高齢者のせん妄発症にかかわる環境因子のリスクコントロール

研究課題

研究課題/領域番号 21592906
研究機関新潟県立看護大学

研究代表者

粟生田 友子  新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (50150909)

研究分担者 櫻井 信人  新潟県立看護大学, 看護学部, 助教 (40405056)
キーワード高齢者 / せん妄 / 環境因子 / リスクコントロール
研究概要

平成22年度は21年度に収集したデータを分析し、病床環境および対人環境に対する認知についてまとめた。その内容は、2施設21名の高齢者(63~85歳、男性8名、女性13名、うちせん妄発症者4名)を対象とし、面接によって物理的環境に対する認知と対人に対する認知を抽出した。物理的環境では「気になる」「気にならない」が対極の認知としてあがり、「気になる」と語る背景には「痛み」「病気や治療の心配」「入院の緊急度」「ルートの数」などがあがった。また、対人環境では「安心できる」「信頼できる」など肯定的な認知が軸となって、「訪室頻度」「距離感の近さ」「看護技術の安定性」「馴染みのある言葉」などが反映されていたことが分かった。
この結果をもとに発症リスクのコントロールに向け、質問紙の検討を行い、試案を作成した。これを平成23年3月から入院中の高齢者にプレテストをする予定だったが、震災のため次年度に開始することとした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 一般病院入院患者のせん妄ケアシステムの現状と課題(第1報)-看護師への調査から-2010

    • 著者名/発表者名
      鳥谷めぐみ
    • 学会等名
      第30回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(札幌市)
    • 年月日
      2010-12-04
  • [学会発表] 一般病院入院患者のせん妄ケアシステムの現状と課題(第2報)-看護管理者への調査から-2010

    • 著者名/発表者名
      長谷川真澄
    • 学会等名
      第30回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(札幌市)
    • 年月日
      2010-12-04
  • [学会発表] 入院中の高齢者のせん妄発症にかかわる病床環境および対人環境2010

    • 著者名/発表者名
      粟生田友子
    • 学会等名
      日本老年看護学会第15回学術集会
    • 発表場所
      ベイシア文化ホール(群馬県)
    • 年月日
      2010-11-06

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公開日: 2012-07-19  

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