研究課題/領域番号 |
21592922
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 |
研究代表者 |
野口 美和子 沖縄県立看護大学, 大学院・保健看護学研究科, 学長 (10070682)
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研究分担者 |
大湾 明美 沖縄県立看護大学, 大学院・保健看護学研究科, 教授 (80185404)
石垣 和子 千葉県立保健医療大学, 医療科学部, 教授 (80073089)
北村 久美子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (40292130)
山崎 不二子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (20326482)
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キーワード | 島嶼 / 看護学教育 / 学士課程 |
研究概要 |
本研究の目的は、島嶼の持つ課題に関する研究ではなく、狭小生・孤立性・隔絶性から来る生活の視点が学びやすいことや、看護職者の多機能や協働連携を学ぶことのできる教育環境を活かし、「島嶼から学ぶ」島嶼看護学教育の看護学士課程への導入促進に資することである。 平成21年度の研究計画は、(1)全国看護系大学における島嶼看護学教育の現状把握のための書面調査を行うこと、(2)その中で、特徴ある島嶼看護学教育実施大学を選定し、訪問面接調査の準備を行うことであった。 (1) 看護系大学に入会している大学181校(平成21年3月31日現在)に対し、郵送法で書面調査を行った結果、159校(回収率87.8%)から回答があった。そのうち、37校はへき地や離島の看護に関する教育を行っていた。その内容は、複数回答で「看護学の科目立て又は科目の一部として教育している」(23校)、「看護実習や演習、卒業研究などで一部の学生を離島で指導している」(17校)、「教養科目、入学時オリエンテーション、クラブ活動、学生委員会活動などで離島・へき地で学習する機会がある」(21校)であった。 (2) 特徴ある島嶼看護学教育実施大学を中心に16校(旭川医科大学、札幌医科大学、島根大学、鳥取大学、和歌山大学、三重県立看護大学、畿央大学、広島大学、広島国際大学、広島文化学園大学、長崎大学、長崎県立大学、鹿児島大学、沖縄県立看護大学、琉球大学、名桜大学)を選定し、訪問面接調査内容を検討した。その内容は、教育のきっかけ、カリキュラム位置づけまでのプロセス、科目の教育目的・目標・内容・方法、評価、担当教員の専門分野、指導体制、教育費の負担軽減、地域の協力状況、教育上の課題、学生の反応、離島・へき地への就職状況、科目に関連する研究論文、へき地・島嶼看護教育の展望などについて訪問面接することになった。
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