研究課題
基盤研究(C)
本研究では慢性疼痛下におけるモルヒネの鎮痛耐性不形成メカニズムについて検討を行なった。 1%ホルマリンの足蹠内投与による慢性疼痛下ではモルヒネ鎮痛耐性の形成が有意に抑制された。ホルマリン疼痛下におけるモルヒネ鎮痛耐性の抑制は、一酸化窒素のプレカーサーである L-アルギニンによって有意に減弱されたが、 D-アルギニンによっては影響されなかった。以上の結果から、ホルマリン疼痛下におけるモルヒネ鎮痛耐性の抑制メカニズムとして、一酸化窒素の産生低下が関与している可能性が示唆された。
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