キタウロコアリ(Strumigenys kumadori)由来の生理活性ペプチドSKTXの誘導体ライブラリーを、T7ファージ表面に提示させるように分子生物学的手法で構築した。このライブラリーからナトリウムチャネルE3領域を持つビーズを用いて、特定のナトリウムチャネルのサブタイプに結合する5種類のSKTXの誘導体を選択した。BIAcoreを用いて、5種類のうち2種類の組換え体ペプチド(AタイプとBタイプ)のナトリウムチャネルE3領域に対する結合活性を測定したところ、マイクロモルオーダーのナトリウムチャネルE3領域への結合能が示された。
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