研究課題/領域番号 |
21601005
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
先山 徹 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 准教授 (20244692)
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研究分担者 |
佐藤 裕司 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 教授 (80254457)
古谷 裕 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 准教授 (90173541)
高橋 晃 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 教授 (30244693)
山崎 義人 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (60350427)
藤本 真里 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 助教 (60311487)
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キーワード | 地質学 / 恐竜 / 生涯学習 / 博物館学 / 地学教育 / 地域づくり / コミュニティデザイン / シンポジウム |
研究概要 |
本研究は、兵庫県立人と自然の博物館で実施している恐竜・哺乳類化石の発掘を軸に、地域にねざした生涯学習と、持続性のあるまちづくりへの支援を行い、それらにおける博物館のありかたを検証するものである。具体的な活動は、「展示・イベント」「教材開発とその活用」「地域づくりへの関与」を軸として進めている。平成21年度は、基礎作りの年と位置づけ、地域の人たちや関連する外部の人たちとの人間関係を構築することに主眼を置いた。「展示・イベント」に関しては、人と自然の博物館と協力して展示を企画するとともに、平成22年度に実施する「地域をつなぐ博物館活動」に関するシンポジウムの計画を立案し、他県の先進的な事例を視察した。「教材開発とその活用」については、発掘が行われている丹波市でセミナーを実施すると同時に、地元の教育委員会・教員理科部会と連携し、今後新たな教材や冊子を作成することを検討した。「地域づくりへの関与」では、地元での出前講座などを実施する中で、マインドマップの作成、アンケートの実施などによって、セミナー参加者の恐竜に関する意識を探った。これによって、他地域からの参加者が恐竜そのものに対する理学的興味を主としてセミナーに参加していたのに対し、地元の人たちの関心は、恐竜の発掘を通した地域の活性化に多く注がれていることが明らかになった。これらの成果は、日本地学教育学会(三重大学)及び日本地質学会(岡山理科大学)で発表した。 これらを踏まえ、22年度は他地域の恐竜に関る博物館や行政、NPOなどの人たちに声をかけ、「恐竜を活かした地域づくりと、そこでの博物館の役割」に関するフォーラムを開催する予定である。
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