研究課題
基盤研究(C)
本研究では、PKCの生理的リガンドであるdiacylglycerol(DAG)を元に設計した新規isobenzofuranone(IB)誘導体を用いて、PKCの活性化機構を分子レベルで明らかにすることを目指した。IB誘導体は、同様の骨格を有しながらPKC・を活性化する場合と阻害する場合がある。本研究の主目的はIB-15Aの作用機序解明であるが、活性化剤の作用機序も併せて理解する必要があった。この3年間で、まず種々の活性型IB誘導体の特徴を明らかにした。さらにIB-15Aが、典型的な活性化剤とはおそらく異なる位置に結合し、PKC・と脂質との相互作用に影響を及ぼして阻害活性を発揮していることまで突き止めることに成功した。
すべて 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件)
Bioorg. Med. Chem. Lett
巻: 21 ページ: 3587-3590
Tetrahedron Lett
巻: 50 ページ: 3609-3612