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2010 年度 実績報告書

バンチフィードバックによるビームサイズ増大現象の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21604010
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

飛山 真理  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 准教授 (60207595)

研究分担者 大見 和史  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 教授 (10194292)
キーワード加速器 / 計測工学 / ビーム制御 / フィードバック
研究概要

低ノイズ、高アイソレーションの特性を持つフィードバック位置検出装置を製造、調整し、KEKB-LERバンチフィードバック装置に組み込み、iGp汎用デジタルフィルターと組み合わせてバンチフィードバック装置を構成、ビームを使ったフィードバックのノイズ効果に関する実験を行い、既存のバンチディテクタ及び2タップFIRフィルターを使ったシステムでフィードバックシステムが不安定化する大ゲインでも安定に動作する事を確認した。実験後は新装置で衝突実験を行い、衝突実験時でのビームサイズ増大現象が大ゲインでも起きない事を確認した。また、衝突中実験中に、LERフィードバック装置の外部信号口を使い外部からノイズ信号を導入し、ビームビーム領域内外での単一周波数信号、またホワイトノイズ信号を用い、周波数、振幅を変化させる事でビームの振動振幅、鉛直方向ビームサイズ、ルミノシティの変化を求める実験を行い、結果をsimulationと比較している。ビームに与えた振幅とルミノシティの変化については、実験結果とsimulationの結果は良く一致する事が分かったが、ルミノシティ低下を起こさせるためにフィードバックシステム自体に加えたノイズ量は非常に大きく、さらに検討が必要である。また、KEKB用に製作したフィードバックディテクタの検出周波数を改造し、INFN-LNF DAFNE加速器用にし、DAFNE陽電子リングで同様な実験を行うため、準備を行い、現地にディテクタを移送し調整まで行ったが、DAFNEリング側の急な重故障及び東日本大震災に伴う日本側の影響のため実験は来年度に延期となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Development of Button Electrodes for SuperKEKB Rings2010

    • 著者名/発表者名
      M.Tobiyama, 他
    • 学会等名
      Beam Instrumentation Workshop
    • 発表場所
      Santa Fe, NM, USA
    • 年月日
      20100502-20100506

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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