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2010 年度 実績報告書

REMIX:開発者視点のソフトウェア分析ツールキット

研究課題

研究課題/領域番号 21650008
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

神谷 年洋  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (70415660)

キーワードリバースエンジニアリング / プログラム理解 / ツール / 検索駆動型開発
研究概要

H22年度の研究実施計画で目標としたのは、以下のリバースエンジニアリング手法をツールキットに取り入れ、実験を行い、分析手法の相互運用のための基礎となるデータ構造や表現を確立することであった。
1.フィーチャーロケーション
2.構造化テキストを対象とした検索
3.差分解析これらの項目のうち、3の差分解析を利用したバージョン管理システムのレポジトリ(以下VCSレポジトリ)に適用可能なバージョン横断テキスト検索ツール、および、そのツールの派生であるVCSレポジトリ分析ツールを実装した。
前者のツールは配布サイトにより配布(予定)であり、後者のツールはあるオープンソースのオペレーティングシステム(FreeBSD)のVCSレポジトリに適用する実験により、他の手法では突き止められていなかったような、開発者の特異な行動について明らかにすることができた。
同時に、この実験を通して明らかになったこととして、ソフトウェアの規模によっては、たとえバージョン間の差異を予め求めておく等の最適化技法を利用したとしても、さらに、単純なテキスト検索であったとしても、検索に数十分という時間がかかってしまうという問題点である。
H23年度はこの問題を解消するための分散コンピューティング(Hadoopなどの技術)あるいはインデクシングを導入した分析手法について研究を行うこととした。
前述の手法1および2については、この問題点を解消できた後に実験を行う予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] FreeBSDのソースコードレポジトリにおけるリビジョンを超えたコード断片のコピーの分析2010

    • 著者名/発表者名
      神谷年洋
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書

      巻: vol.110, no.227 ページ: 61-65

  • [雑誌論文] バージョン管理システムのリポジトリを対象とするコード検索ツールの試作2010

    • 著者名/発表者名
      神谷年洋
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書

      巻: vol.110, no.169 ページ: 59-63

  • [雑誌論文] Identifying the concepts that are searchable with keywords in code searchengines2010

    • 著者名/発表者名
      Toshihiro Kamiya
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Artificial Intelligence

      巻: 6284 ページ: 116-123

    • 査読あり
  • [学会発表] コードクローン検出技術と応用2010

    • 著者名/発表者名
      神谷年洋
    • 学会等名
      情報処理学会 第18回組込みシステム研究発表会
    • 発表場所
      公立はこだて未来大学(北海道)
    • 年月日
      2010-08-09
  • [学会発表] Classifying Code Clones with Configuration2010

    • 著者名/発表者名
      Toshihiro Kamiya
    • 学会等名
      Forth International Workshop on Software Clones
    • 発表場所
      公立はこだて未来大学(北海道)
    • 年月日
      2010-05-08
  • [備考]

    • URL

      http://www.remics.org

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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