• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

感性的等価性に基づくQOS概念の拡張に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21650045
研究機関中央大学

研究代表者

加藤 俊一  中央大学, 理工学部, 教授 (50297107)

キーワード感性情報学 / 画像特徴 / QOS / マルチメディア / マルチモーダル
研究概要

本研究では「感性的効果の等価性(感性的等価性;様々なマルチメディアコンテンツから人間が受ける物理的信号・生理的刺激・心理的イメージの各階層での類似性)」の概念で情報通信工学と感性工学の両者に横断的な技術体系の構築を目指している。この技術の典型的な事例としてマルチメディアコンテンツの提供サービスを取り上げ、感性的等価性の考え方を導入したQOS制御の仕組み(感性的QOS)を実現し、利用者に心理的に同等の効果を与えられることを保証しながら、現実の計算時間や解像度・インタフェース機器の制約の下で、より安いコスト(物理的により情報量の少ない映像の生成・提示)で、高インタラクティブ性・高臨場感を実現する手法を開発する。また、利用可能な機器の制約の中で、最大限にコンテンツの高品位化が感じられるようにするための手法を開発する。
H23年度は、マルチメディアで構成されるコンテンツのマルチモーダルな表現と感性的等価性の計測・モデル化技術を開発した。具体的には、コマーシャル映像やショートムービーを題材に、対象の特性、情報の受け手にどのような生理的、感性的な効果の類似・相違を生じさせるかを詳細に計測・モデル化することを試みた。また、映像提示とBGMによる空間演出のシステムを15平米の実験室に構築し、これらの組み合わせにより、異なった室内イメージを被験者に感じさせ、物理的な刺激の変化に対して、人間の生理的、感性的な状態の変化を計測した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] 聴覚と視覚の個人性を考慮した空間演出2011

    • 著者名/発表者名
      宇野勇斗, 村上昌志, 加藤俊一
    • 学会等名
      日本感性工学会,第13回大会
    • 発表場所
      工学院大学
    • 年月日
      2011-09-05
  • [学会発表] ベースカラーとアクセントカラーによる感性モデルの構築2011

    • 著者名/発表者名
      印部勉, 安川和希, 加藤俊一
    • 学会等名
      日本感性工学会,第13回大会
    • 発表場所
      工学院大学
    • 年月日
      2011-09-04
  • [学会発表] 環境音から受ける心理的負荷を低減させる楽曲とその特徴量の分析2011

    • 著者名/発表者名
      石橋隼, 村上昌志, 加藤俊一
    • 学会等名
      日本感性工学会,第13回大会
    • 発表場所
      工学院大学
    • 年月日
      2011-09-04
  • [学会発表] 聴覚情報処理過程の感性モデル化と実空間への応用2011

    • 著者名/発表者名
      村上昌志, 加藤俊一
    • 学会等名
      映像情報メディア学会,研究会
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      2011-05-20
  • [学会発表] ベースカラーとアクセントカラーによる感性モデルの構築2011

    • 著者名/発表者名
      印部勉, 安川和希, 加藤俊一
    • 学会等名
      映像情報メディア学会,研究会
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      2011-05-20
  • [学会発表] 環境音の心理的負荷を低減させる楽曲とその特徴量の分析2011

    • 著者名/発表者名
      石橋隼, 村上昌志, 加藤俊一
    • 学会等名
      映像情報メディア学会,研究会
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      2011-05-20

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi