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2011 年度 実績報告書

ソーシャルネットワークを利用した書誌マイニングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21650052
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

野本 忠司  国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (20321557)

研究分担者 相田 満  国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (00249921)
キーワードOPAC / ユーザプロファイル / 書誌検索 / ソーシャルネットワーク
研究概要

本年度は、OPACの検索精度の改善に向けた研究を行った。特に、ソーシャルネットワークの一種である共著ネットワークを利用し、ユーザの関心を日本十進分類コード(NDC)の分布として表しOPACの検索結果を再ランクすることで、その精度を改善しようとするアプローチを提案した。文学系のドメインについて、現在の国立国会図書館OPACとの比較を行い、本手法の評価を行った。
書誌には十分なテキスト情報がないため、通常の文書検索のように語彙情報に頼ったランキングは効果が期待できない。このため、本研究では、テキスト情報に依存しないランキング手法を考案した。基本的なアイディアは、「ユーザプロファイル」と「コミュニティプロファイル」という概念を導入し、ユーザの検索指向をNDCの分布としてモデル化し、その上で書誌に付随する分布においてどの程度出現しやすいか計量し、その現れやすさによって書誌のランキングを行おうというものである。本年度は特に、検索性能の最適化に向けたパラメータの学習方法について検討した。
実際に国文学の研究者3名を被験者にして国立国会図書館のOPACの検索データをもとに評価実験を行ったところ、いずれも本手法が現在の国立国会図書館のOPACの検索結果の改善につながることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Re-ranking bibliographic records for personalized library search2012

    • 著者名/発表者名
      Tadashi Nomoto
    • 雑誌名

      Proceedings of ACM/IEEE joint conference on Digital libraries

      巻: (印刷中)

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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