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2010 年度 実績報告書

寸法知覚に対する視聴覚情報統合の研究:ものの大きさはどこで測るか?

研究課題

研究課題/領域番号 21650060
研究機関京都市立芸術大学

研究代表者

津崎 実  京都市立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (60155356)

キーワード寸法知覚 / 大きさの恒常性 / 視聴覚情報統合 / インパルス応答 / 事象知覚 / マルチ・メディア
研究概要

研究の目的は,物体の寸法を知覚的に見極める際に,視覚的情報と聴覚的情報がどのように関連し合うのかについて解明することを目的とした。そのために,ボールが床に弾む際の画像と音響信号の操作を,なるべく統制の取れた実験手法によって実施すべく,3次元モデルの2次元画像へのレンダリング・ムービーの作成と,ボールが弾んだ際に出す音のインパルス応答の時間軸における伸縮による信号操作の可能性について調べた。大きさの判断は視覚情報と聴覚情報が統合されて行われることが確認された。
ボールはテニスボールが地面に跳ねたときの実音をサンプルし,その時間波形を時間軸上で伸縮し,再生することによって聴感上得られる大きさ感を操作することを試みた。但し,視覚情報としてボールの視角が3段階のものを便用したため,実験参加者の多くは視角条件が3種類しかないことを見破ることができてしまった。このため聴覚情報の影響が本来の場合よりも過小評価されている可能性が示唆される。
次年度は,視覚情報を呈示する奥行きに3段階をさらに加えて,大きさが単に視角だけでは決定できない条件下での実験を実施したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Speech segregation and the interaction between F0 and size2010

    • 著者名/発表者名
      Tsuzaki, M.
    • 学会等名
      WAVE Workshop
    • 発表場所
      生駒芸術会館
    • 年月日
      2010-11-28

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公開日: 2012-07-19  

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