• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

リアルタイム積分筋電計の開発とメタボリック症候群への展開

研究課題

研究課題/領域番号 21650138
研究機関高知大学

研究代表者

石田 健司  高知大学, 教育研究部・医療学系, 准教授 (10274367)

キーワードリアルタイム積分筋電計
研究概要

1. リアルタイム積分筋電計(1台)の試作
機器の能力は、10チャンネル評価でき(同時に10個の筋の評価ができ)、無線で通信可能な機器で、24時間積分値を集積できる機器である。本機器の開発により、運動訓練を行わせている際の筋放電量が、各筋の最大筋放電量の何%出ているか(%MVC値)が、リアルタイムに評価可能となった。【連携協力者】高知市布師田 企業化支援センター内((有))恵比寿電気池龍美、野中徹
2. 機器の精度調査
本機器を用いて評価した積分値(%WC)と従来型の「あと」で計算して行う積分筋電計と出た値の違いを評価した。相関計係数r=0.61 p<0.01であった。相関係数が低い原因は、表面電極の電気抵抗が高いと、ハムが入る事であり、表面電極の電気抵抗を必ず1kΩ未満に落とすことが正確な積分値の導出に必要とわかった。しかしこの点は、次年度から展開する一般化へのアプローチ(次年度フィールド調査)に関して、問題解消が必須の課題と思われた。
3. 体幹・下肢筋の筋力と積分値が相関する筋の同定調査
評価対象:5人の左右の体幹(腹直筋,腹斜筋,背筋Th6,L1,L5),左右の下肢筋(内側広筋,大腿直筋,外側広筋,大腿二頭筋,中殿筋)と積分筋電量の相関関係の調査を行った。結果、体幹筋のうち、腹直筋,腹斜筋では筋力と筋放電の相関は見られなかった。背筋Th6,L1,L5では、L1に貼付した部位が、r=0.58 p<0.05と弱い相関が見られた。下肢筋では大腿直筋は、rニ0.78 p<0.01がもっとも良く相関した。しかしこの筋放電の様式は開放性運動連鎖での筋収縮に限られ、閉鎖性運動連鎖では相関が見られなかった。次年度から展開する運動指標の参考となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] IT通信を用いた遠隔支援の試み2009

    • 著者名/発表者名
      石田健司
    • 雑誌名

      日本リハビリテーションネットワーク研究会 Vol.7 No.1

      ページ: 52-56

    • 査読あり
  • [学会発表] パネルディスカッション8:重複障害の時代における心大血管疾患リハビリテーション「運動器障害を伴う心臓機能障害のリハビリテーション」2009

    • 著者名/発表者名
      石田健司
    • 学会等名
      第15回日本心臓リハビリテーション学会
    • 発表場所
      東京ファッションタウンビル(東京都)
    • 年月日
      2009-07-19

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi