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2009 年度 実績報告書

「思春期広汎性発達障害児者の性行動の理解と支援体制の構築」~二次性徴における自己変容の認知方法の解明と社会での適切な性行動の習得にむけて~

研究課題

研究課題/領域番号 21650172
研究機関名古屋大学

研究代表者

小川 豊昭  名古屋大学, 総合保健体育科学センタ, 教授 (20194441)

研究分担者 津田 均  名古屋大学, 総合保健体育科学センタ, 准教授 (00302745)
加藤 智美  岐阜大学, 医学部, 助教 (90345778)
古橋 忠晃  名古屋大学, 総合保健体育科学センタ, 助教 (50402384)
辻井 正次  中京大学, 現代社会学部, 教授 (20257546)
キーワード性 / エイズ研究
研究概要

本科学研究費が採択されたのを受け、大学院生の協力のもとに、2009年4月17日(金)、4月19日(日)、6月7日(日)、6月26日(金)、6月30日(火)、7月6日(月)7月7日(火)、7月13日(月)、7月15日(水)、8月28日(金)、8月31日(月)、9月25日(金)、10月10日(土)、10月18日(日)、10月30日(金)、2010年1月20日(水)に、愛知県内の広汎性発達障害小中学校や医療少年院、知的障害者の入所施設などの男子向けの性教育をおこなってきた。また、彼らをサポートする教員や支援者(両親など)にも指導を行い、現場の声を聞き取ってきた。こうしたフィールドワークのなかで、彼らがどのような性的に問題となる傾向(具体的には、相手の気持ちを理解せずに好きな異性に近づいてしまう、など)を持っているのかを分析した。さらに、研究分担者で定期的に集まって、研究分担者の経験した広汎性発達障害のケースと併せて、精神医学的、精神病理的、精神分析的観点などから議論やケース検討を重ねた。また海外から性知識や性行動の質問紙(Sexual Knowledge, Experience and Needs Scale SEX KEN 1994-Fourth Edition Marita P.McCabe)を使用許可を得た上で取り寄せ、研究分担者で分担して翻訳して、その翻訳とフィールドワークの知見を総合して我々の独自の質問紙を作成しはじめたところである。平成22年度は、広汎性発達障害の子どもを対象とする独自の性教育のプログラムを開発し、完成した質問紙を対象者に行い、効果を測定する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Differential diagnosis between abortive schizophrenia and high functioning pervasive developmental disorder in their essential structures.2009

    • 著者名/発表者名
      Tsuda, H
    • 学会等名
      12th International Conference of Philosophy and Psychiatry
    • 発表場所
      Lisbon
    • 年月日
      2009-10-25
  • [図書] 現代うつ病の臨床-その多様な病態と自在な対処法-(神庭重信、編)2009

    • 著者名/発表者名
      小川豊昭(共著)
    • 総ページ数
      18
    • 出版者
      創元社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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