1運動量及び生活リズムの測定今年度は主に和歌山県教育委員会の協力で芝生化前後の子どもの運動能力及び心身の発達について調査、行動データの収集を行った。しかしながら機器(アクティグラフ)の装着、使い方の不備があったため、当初予定していた芝生化後の運動量の変化、生活リズムの変化に関するデータを得ることができなかった。そこで今年度は、東京都の芝生化事業でアクティ・グラフを用いた測定を3回行う予定をしている。なお、この測定の1回分は業者のご厚意により、無料で借りることができ、すでに3月にコントロールとしての芝生化前の運動量の測定が終わっている。調査のデータは得ちれており主観的には運動量の増加が示きれており、50m走、ソフトボール投げなどの運動能力の向上が認められた。また芝生の上での歩数の減少にかかわらず、運動量の増加が認められ、芝生の上での運動は負荷が大きく、子供ばかりでなく、老人にとっても有効ではないかと思われる。 2感情能力の測定当初予定した一般感情尺度の子供版はほぼ完成し、次年度にその基準関連妥当性、構成概念妥当性を検討する次の段階に至っている。 3地域住民・教員の意識調査今年度は教員に対する芝生化に伴う医師置き調査を実施した。 これらの成果の一部は学会、講演会で発表した。
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