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2009 年度 実績報告書

動脈スティフネスの運動効果と遺伝的リスク重複の関連:健康生活プログラムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 21650179
研究機関筑波大学

研究代表者

前田 清司  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30282346)

キーワード動脈スティフネス / 遺伝子多型 / 運動効果
研究概要

高血圧は、心血管疾患や脳血管疾患の危険因子であり、主な原因は大動脈などの中心動脈の硬さ(スティフネス)が増大するにとにある。一方、習慣的な有酸素性運動は、中心動脈のスティフネスや血圧を低下させる効果を持ち、心血管疾患や脳血管疾患の予防・改善に寄与することが明らかにされている。しかし、動脈スティフネスに対する運動の効果には明らかな個人差が認められる。この背景には先天的な遺伝的要因(遺伝子多型)が関与しているにとが考えられている。また、この遺伝的要因は動脈スティフネスの運動効果に対して、不利な(運動効果が得られにくい)遺伝子型であっても、その影響は単独では比較的小さいことが我々のこれまでの研究で明らかとなっている。そこで、本研究では、動脈スティフネスの運動効果に対する遺伝子型の単独の影響だけでなく、異なる遺伝子の遺伝子型が重複した際の影響を解明することを目的とする。本年度は、動脈スティフネス(脈波伝播速度法にて評価)、血圧、日常の身体活動量、血液サンプルのデータ収集を行った。また、文献的なメタ解析も行い、動脈スティフネスに関連する候補遺伝子を検索した。さらに、候補遺伝子の多型を既存のデータベース(NCBIやJSNPsなど)や文献を活用して、候補遺伝子多型を抽出した。これらの解析により、これまでにいくつかの遺伝子多型が本研究の候補として抽出されている。今後は、本年度に抽出された候補遺伝子多型の解析を進める予定でいる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 動脈硬化予防と改善にための運動・身体活動2009

    • 著者名/発表者名
      前田清司
    • 雑誌名

      臨床栄養 115

      ページ: 567-574

  • [学会発表] 運動トレーニングと動脈伸展性2009

    • 著者名/発表者名
      前田清司
    • 学会等名
      東京体育学会第78回研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-10-09

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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