研究課題/領域番号 |
21650217
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山田 邦雅 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任准教授 (30399802)
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研究分担者 |
細川 敏幸 北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (00157025)
安藤 厚 北海道大学, 名誉教授 (20012510)
西森 敏之 北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (50004487)
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キーワード | クリッカー / デジタルペン / 電子ペン |
研究概要 |
今年度は実際にソフトウエアのプログラミングを行った。まず、基本的なクリッカーの機能:クイズ問題テキスト・画像・解答番号の読み込み、学生リストの読み込み、クイズ画面表示、投票率のグラフ表示、解答表示、ペン先が解答欄の数字部分をタッチした際の投票、解答データの書き出し、そして、手書きに関する基本的な機能:手書き欄に解答した場合の教員画面への手書き一覧表示、手書き拡大表示、手書き解答数表示、手書き軌跡の書き出し、手書き一覧画面-クイズ画面の切り替え機能を構成した。 さらに、本ソフトウエアで重要となる機能・特製の構成は次のように行った。複数の学生からのペンの軌跡をリアルタイムで観覧するためのソフトウエアであるため、表示方法の切り替え等のオプション的な機能に対応するために、逐一再描画することで表示の更新を行うのでは、非常に動作が重くなってしまう。よって、データ書き出しのための軌跡データを保存する一方で、再描画により軌跡の描画を更新するのではなく、画像に絵として書きこんでゆくシャドウビットマップ方式を採用した。 模範的な解答例を見せる前に、学生に添削式で指導すると学習効果が得られる。そのような典型的ミスを含む解答を教員側でピックアップできるようにするためには、従来のクリッカーとは異なり、教員側は事前に解答を一望できる管理者画面にする必要がある。しかし、パワーポイントへ本ソフトウエアを組み込む場合、学生の画面と教員の画面を別にするのが難しくなるため、通常のフォーム型のアプリケーションとして構成した。 手書きに伴って起こってくる学生管理の煩雑さを軽減するために、データの書き出しの際に、手書き文字を自動で文字認識する機能を付けた。これは特に学生番号・氏名の管理において有効である。 これらの構成により、手書きによる自由な意見を収集・添削可能な新型のクリッカーの試作品を作ることができた。
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