研究課題
フィールド継続的な調査とともに、粒径別の大気有機エアロゾルの捕集・分析法を行い、その化学成分や存在形態が人為的・自然起源のとの関連性を調査し、一次発生、二次生成、人為的・自然起源の大気有機エアロゾル中の標的成分(アレルゲン)の化学的性状と濃度変化をSPR法によって選択的に検出するための様々なSPRセンサーチップを活用し、特定の大気極性有機エアロゾルのアレルゲンの汚染動態を把握ための高感度の新たな環境計測ツールの基礎を構築した。22-1 一次発生、二次生成、人為的・自然起源の有機エアロゾルの継続調査22-2 初冬季に出現する高濃度大気汚染の調査22-3 TOC計の測定によるアレルゲンのWSOCへの寄与評22-4 アレルゲン分子の固定化方法を活用した特異性SPRセンサーチップの確認前年度21-4で用いたアレルゲンの生体分子センサーチップに加え、酵素免疫測定法(ELISA法)、電気泳動用蛍光ゲルピッカーを用いて、指標抗原の特異的計測センサーチップの応用を試み、抗原活性・変異原性変化から、化学的変性1)、複合有害有機エアロゾル2-3)の評価への応用も検討した。22-6 精度向上のための技術改良実験サンプルの精製度、適正サンプル数、計測分子量、サンプル量・安定性、感度などの因子を調査し、フィールド調査に応用した。22-7 研究成果のとりまとめ、計画全体の総合評価、研究成果発表、基盤研究への提案研究成果をまとめて国際会議や投稿論文にて発表し、新聞記事、テレビ出演、埼玉大学公開サイエンススクールを通じて研究成果を国民に公表した。
すべて 2010 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Air Pollution XVIII, Ecology and the Environment
巻: Vol.136 ページ: 185-197
中国環境科学誌(China Environmental Scienc
巻: Vol.31(9) ページ: 2260-2266
Atmospheric Environment
巻: Vol.45 ページ: 736-744
総合研究機構プロジェクト研究成果報告書-平成21年度埼玉大学総合研究機構
巻: 第8号 ページ: 65-66
http://www.env.gse.saitama-u.ac.jp/wang_oseiyo/index-j.php