【1】 水中マイクロプラズマを用いたカーボンナノチューブ水溶化のpH依存性 (1) カーボンナノチューブガスセンサを誘電泳動集積で作製する際に重要となるカーボンナノチューブの分散性を高める手法として、水中マイクロプラズマを用いたカーボンナノチューブ水溶化法を検討した。 (2) 同手法を用いたカーボンナノチューブ水溶化効率がpHに依存することを見出し、懸濁液をアルカリ性に調整することで高い分散性が得られることを明らかにした。 【2】 マイクロミキサーによる細菌の誘電泳動捕集効率の向上 (1) 誘電泳動チャンバーの器壁に溝を設けることでマイクロミキサーを構築し、チャンバー内の旋回流によって誘電泳動捕集効率を向上させる手法を検討した。 (2) 実験および理論解析の結果から、マイクロミキサーによって誘電泳動捕集効率を約2倍に向上できることを明らかにした。
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