研究課題/領域番号 |
21651076
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
岡林 隆敏 長崎大学, 工学部, 教授 (90039686)
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研究分担者 |
中村 聖三 長崎大学, 工学部, 准教授 (40315221)
奥松 俊博 長崎大学, 工学部, 准教授 (30346928)
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キーワード | 路面維持管理 / 振動 / 逆解析 / 車両センシング / データベース |
研究概要 |
本研究では、舗装の損傷レベルの診断が緊急の課題である社会的背景から、高機能知能検査車による広域道路橋梁維持管理を目的とし、路面画像・損傷の統合化自動電子道路台帳を開発する。 H21年度は、道路および橋梁の簡易損傷診断のための走行車両計測システムのプロトシステムを開発するために、加速度計、GPS、ビデオカメラによる画像・位置情報・路面情報を自動取得できる計測システムを開発し、実路面計測実験を行った。 車両上でのリアルタイム計測と表示を実現また高い計測の信頼性を確保するため、計測システムの開発には仮想計測器ソフトウェアを使用した。H21年度中の開発においては、各データの同期に関し若干の課題を残しているが、システムとしての有効性を確認している。 一方、計測データ(加速度データ)を用いた、システム同定技術による高精度な路面凹凸の推定については、上述の車両計測システムによるデータ同期等の問題から、研究開発に関するスケジュールを変更し、主に次年度に開発することとしている。そこで、最終年度に予定していた道路路面情報のデータベース化に関する開発項目の一部を本年度に実施した。具体的には、PHP、MySQLを用いた路面情報のデータベース開発を行い、膨大なデータから、維持管理情報を効率化させるためのプロトタイプを作成した。
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