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2011 年度 研究成果報告書

18世紀英文学における「紅茶」と「女性」の表象

研究課題

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研究課題/領域番号 21652028
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関帝京大学

研究代表者

大野 雅子  帝京大学, 外国語学部, 教授 (80233229)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワード英文学 / 18世紀 / 紅茶 / 女性 / 贅沢 / 消費社会 / 物質文化 / 階級
研究概要

17世紀後半に東インド会社によってイギリスに持ち込まれた紅茶や陶磁器などの茶道具は、富裕層にとっては自らが上品でポライトな階級に属していることを示すための重要な物質文化を形成した。紅茶や茶道具に熱狂する女性は17世紀から18世紀にかけての文学作品に数多く登場し、皮肉や揶揄の対象となる。さらに、女性の物欲の激しさは性欲の激しさと同一化される。聖書に始まる女性蔑視の伝統は紅茶と陶磁器という新たなメタファーを得ると同時に、「脆き器」としての女性はその激しい欲望を携えて消費文化の中を跋扈する存在となるのである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 伝統と変革-一七世紀英国の詩泉をさぐる2010

    • 著者名/発表者名
      大野雅子, 他
    • 総ページ数
      593-639
    • 出版者
      中央大学出版部

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公開日: 2013-07-31  

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