研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では当初の目的に沿って、フランスを中心とする近代ヨーロッパ文学およびその周辺テクストを、「人種」をキーワードとして読み解き、初期人類学や博物学などの「学」が成立していく過程で、「人種」概念がどのように「科学的」ディスクールとして編み込まれていくかを検証した。また、そうした「人種」概念が、実際に「黒人」や「東方」といった他者表象にどのような影響を与えたかについて論考を加えた。さらに植民地における人種混淆の問題、「人間観察家協会」やその他の科学者団体の文化的位置、それらと文学者の関係についても基礎的な研究を行った。
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仏語仏文学(関西大学フランス語フランス文学会)
巻: 第38号 ページ: 1-23
関西大学東西学術研究所創立六十周年記念論文集
ページ: 33-50
ページ: 223-246
文學論集
巻: 第60巻第3号 ページ: 61-79