(1)研究代表者・連携研究者・海外共同研究者・研究協力者がメール等による情報交換を日常的に進めたほか、7月初旬に公立はこだて未来大学に、9月中旬に早稲田大学で集まり、研究討議と発表申し込み・ワークショップ開催に向けて打ち合わせを行った。 (2)海外共同研究者のJae-Woong Choe(高麗大学)が早稲田大学との研究交流協定に基づいて平成23年9月より24年2月まで早稲田大学に滞在し、研究代表者・首藤佐智子(連携研究者)ほかと週に度の研究打ち合わせを行い、日本語の「の」と対応する韓国語の表現について比較した。 (3)研究代表者との打ち合わせにより、前坊香菜子(研究協力者)が言語データに基づいてテキストのジャンルと副詞・文末表現の関係について調査した。 (4)平成23年11月26日に早稲田大学で開催された電子情報通信学会思考と言語研究会ではテーマの一つとして「場の共創」を設定し、研究代表者・連携研究者・海外共同研究者・研究協力者などが「場の言語学」に関連する研究発表を行った。 (5)3年間の研究成果を取りまとめて公開することを目的として、平成23年12月11日から12日にかけて国際ワークショップを早稲田大学にて開催した。海外からは、海外共同研究者のエレーヌ・ヴロダルチック(パリ第四(ソルボンヌ)大学)とアンドレ・ヴロダルチック(パリ第四(ソルボンヌ)大学)とJae-Woong Choe(高麗大学>のほか、スタンリー・ピーターズ(スタンフォード大学)とWinnie Cheng(香港理工大学)とJong-Bok Kim(慶煕大学)が参加した。 (6)エレーヌ・ヴロダルチックとアンドレ・ヴロダルチックの両名はワークショップのあと10日ほど早稲田大学にとどまり、研究代表者・連携研究者と研究討議を行い、それぞれ場の言語学に関連する研究発表を行った。
|