研究課題
平成22(2010)年度は、(1)アンケート項目の精査と決定(2)先行研究等の更なる調査(3)新たな調査地域(校)選定(4)海外の初等(早期)教育の現状調査を軸に継続して研究を行なった。まず(1)については、08年度に早稲田大学教育総合研究所の採択プロジェクトにより検討したアンケート項目をさらに精査し、連携研究者、研究協力者が各自の分担に応じてアンケート項目を絞り込み完成させた。この項目および、アンケート作成に関する詳細は、同研究所紀要『早稲田教育評論』第25巻第1号(2011年3月)に発表した。これらを基に、平成23(2011)年度に、総数50項目程度の客観(量的)アンケートを郡山市で行なうことを決定した。(2)については、主に杉本、原田、江連、熊木(今年度から関口貴央が加わる)が国内の先行研究についてさらに調査を行なった。海外については、森田が、2011年3月にイギリスに出張し、大英図書館、オクスフォード大学と同大教育学部の図書館、ケンブリッジ大学と同大教育学部図書館等を利用し行なった。(3)については、早稲田大学の系属校で、2011年度より英語活動を実施する早稲田実業学校初等部とのアンケート実施に関する検討を開始し、協力を得られることとなった。(4)については、森田がイギリスにおける初等・中等教育での外国語教育に関して、(2)と同様に調査を行なった。また、ケンブリッジ大学ハートフォード・カレッジの英語研修部門の担当者等と情報・意見の交換を行なった。連携研究者や国内外の研究協力者とは、極力Skype等のITCを活用し、会議の効率化を図った。
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早稲田教育評論
巻: 25巻第1号 ページ: 163-172, 194