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2011 年度 実績報告書

「手」と「口」を使った英語学習のためのマルチモーダルEラーニングシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21652060
研究機関岐阜工業高等専門学校

研究代表者

亀山 太一  岐阜工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (60214558)

キーワード英語教育 / Eラーニング / 手書き認識 / 音声認識
研究概要

本研究は、教室での英語授業で利用することを前提としたEラーニングシステムにおいて、「手で書く」ことと「声に出す」ことを学習課題に取り入れるため、手書き認識および音声認識の機能を持たせることの可能性を探ることを主たる目的とする。これは、語学学習において記憶保持を高めるためのインプットモーダルとしてこれらの2つが重要であるとの知見と、なおかつ従来型のEラーニングシステムにはこれらのインプットモーダルが欠けていたという事実から発想を得たものである。
前年度までの研究で、手書き及び音声認識機能を実現するためのハードウェア及びソフトウェアの検討を行った結果、音声認識機能については、不特定多数の学習者の声を正しく認識してドリル型のEラーニングシステムに応用できるほどの性能が保証できないことが明らかになったため、本研究は手書き認識に焦点を絞ることとした。
そこで、本研究費で購入したペンタブレットを本校情報処理センター演習室のPCに接続詞し、キーボードの代わりにこれを利用して英単語を学習するEラーニングシステムのプロトタイプを開発した。その上で、英単語学習時における文字入力手段の比較として、キーボードと手書きによる2種類のタスクを通じて、その成績を比較した。
一連の実験の結果、すでにキーボードに習熟している学生については、どちらの入力方法でも成績は変わらないが、キーボードに慣れていない学生については手書きの方が高い成績を上げた。すなわち英語Eラーニングにおける学習効果は、キーボード入力の習熟という、本来は語学力とは関係のない要素が絡んでくるため、手書きを利用したEラーニングの重要さが明確になったと言える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 語学Eラーニング教材における手書き文字認識の利用可能性について2011

    • 著者名/発表者名
      亀山太一
    • 雑誌名

      高等専門学校情報処理教育研究発表会論文集

      巻: 第31号 ページ: 191-194

    • 査読あり
  • [学会発表] 語学Eラーニング教材における手書き文字認識の利用可能性について2011

    • 著者名/発表者名
      亀山太一
    • 学会等名
      第31回高等専門学校情報処理教育研究発表会
    • 発表場所
      鹿児島大学
    • 年月日
      2011-08-25

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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