研究課題/領域番号 |
21652063
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
青山 亨 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (90274810)
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研究分担者 |
桃木 至朗 大阪大学, 文学研究科, 教授 (40182183)
中村 薫 芦屋女子短期大学, 生活創造学科, 教授 (80369719)
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キーワード | 東南アジア史 / 東南アジア教育 / 高大連携 / カリキュラム開発 / 社会科教育 |
研究概要 |
4月19日に準備会議を開催し、平成21年度研究計画の方針、メーリングリストおよびウェブサイトの立ち上げなどについて検討した。 8月2日に第1回高大連携東南アジア教育科研研究会を東京外国語大学において開催し、高校側からは「東南アジア史を世界史Aでどう教えるか」、大学側からは「東京外国語大学における東南アジア初年次教育の取り組み」の報告があり、高大での東南アジアに関する歴史教育の現状を共有した。 10月17日に第2回研究会を、大阪大学において、大阪大学歴史教育研究会との共催で開催し、高校側から「多民族・多文化『東南アジア』をどう教えるか―国際理解教育の視点から」の報告があり、大学院生による模擬授業がおこなわれた。 2010年1月31日に第3回研究会を東外大において開催し、大学側から「大学教養課程で教える東南アジア通史」の報告および「高等学校での世界史授業における東南アジア」アンケートの中間報告がおこなわれた。 3月6日に第4回究会を東外大において開催し、高校側から「高校地理Aの実践―タイの現状」、大学側から「高等学校地理歴史科のカリキュラムと地理教育での東南アジアの扱いについて」の報告があり、大学研究者によるコメントが加えられ、高校における東南アジアに関する地理教育の現状を共有した。 研究会と並行して、2009年6月には高校教員を対象とした「世界史授業における東南アジアに関するアンケート」、2010年3月には大学教員を対象とした「大学の学部における東南アジアに関する教育についてのアンケート」を実施した。また、東外大でおこなっている、東南アジア課程の初年次教育である「東南アジア研究入門」受講生を対象に1学期と2学期の2回、東南アジア教育に関するアンケートを実施した。これらは、高校教員、大学教員、学生の三者にとっての東南アジア教育の現状を把握するための基礎データとなるものである。
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