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2009 年度 実績報告書

東アジアの「鎮守の杜」をめぐる「知」と「学」の編成

研究課題

研究課題/領域番号 21652073
研究機関神戸女子大学

研究代表者

李 春子  神戸女子大学, 文学部, 講師 (40535788)

研究分担者 波照間 永吉  沖縄県立芸術大学, 付属研究所, 教授 (30189576)
キーワード杜(モリ) / 自然環境 / 杜の文化誌 / 生態環境 / 持続保全 / 知と学 / 図鑑
研究概要

本企画は東アジアにおける鎮守の杜(モリ)を植物学や人文学の研究者が学際的共同調査を行い、「杜」文化を多角的な視野から模索し、杜(モリ)の文化研究分野の「知」と「学」の布石とするものである。東アジアの杜(モリ)を「図鑑」の形へとデータベース化して様々な研究の「知」として活かすものである。「学」の布石は、杜の生態象徴と空間変遷を持続の視点で、理論を構築、成果を刊行などの形式で、鎮守の杜の研究分野の「学」として確立する。即ち、共同調査の成果を『文化誌的図鑑』へと収斂させ、書籍の形だけではなく、CD-ROMをもちいたデータベース化の成果を今後予定される定点調査等、様々な研究の「知」へとむかわせる。これら基盤資料に基づき、生態象徴と持続保全の理論を構築して、「杜」の文化の再構築を狙い、「杜」の生態環境や「杜」をめぐる祭礼等を映像化していく作業を進める。
これまでの実施状況は、2009年度における一次的調査約90カ所(台湾30カ所、韓国30カ所、日本30カ所)がすでに終わりその調査表の作成を行い「東アジアの鎮守の杜の文化誌的図鑑」のデータベース化進んでいる状況である。今後、韓国語、中国語それぞれ言語で作成された調査表の翻訳を2010年7月末まで完成させる予定である。また、60カ所の調査の追加や調査データの再確認等の2次調査を2010年9月末まで終了させて、2010年12月まで全ての調査地(約150カ所)の調査表のデータの処理の完成を予定している。そして、未来へと託す資料であると同時に、近代化・都市化で薄れていく「杜」の文化を世界に発信して、杜の文化の「知」と「学」の基盤をつくりたい

研究成果

(6件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (5件) 図書 (1件)

  • [学会発表] アジアにおける杜(モリ)の文化と持続保全について2010

    • 著者名/発表者名
      李春子
    • 学会等名
      アジアの鎮守の杜の持続保全の国際シンポジウム
    • 発表場所
      石垣市健康福祉センター
    • 年月日
      2010-03-13
  • [学会発表] アジアにおける杜(モリ)の文化と持続保全について2010

    • 著者名/発表者名
      李春子
    • 学会等名
      アジアの鎮守の杜の持続保全の国際シンポジウム
    • 発表場所
      南城市知念社会福祉センター
    • 年月日
      2010-03-12
  • [学会発表] アジアにおける鎮守の杜と持続保全~今何故、杜か?2009

    • 著者名/発表者名
      李春子
    • 学会等名
      神道国際学会
    • 発表場所
      秩父神社
    • 年月日
      2009-10-17
  • [学会発表] 東アジアの鎮守の杜とその持続~韓国と台湾、沖縄の比較を中心に2009

    • 著者名/発表者名
      李春子
    • 学会等名
      社叢学会・年次大会
    • 発表場所
      白山神社
    • 年月日
      2009-05-17
  • [学会発表] 韓国、沖縄輿台湾老樹信仰輿持続之比較2009

    • 著者名/発表者名
      李春子
    • 学会等名
      台湾生物多様性保育学会
    • 発表場所
      台湾・中興大学
    • 年月日
      2009-05-02
  • [図書] 『老樹人生』「韓国、沖縄輿台湾老樹信仰輿持続之比較」2009

    • 著者名/発表者名
      羅華絹、李春子, 等
    • 総ページ数
      236
    • 出版者
      農委会特有生物研究育中心

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公開日: 2011-06-15   更新日: 2016-04-21  

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