研究概要 |
本研究期間の2年目に当る平成22 (2010)年度には,平成21 (2009)年度に実施した日本企業へのヒアリング調査を基に執筆した事例論文を6月にスペイン(ムルシア)で開催されたInternational Product Development Association Conference 2010で報告した。この論文はその後、Journal of Product Innovation Managementの特集号に採択され、近刊予定である。 また、2009年度に執筆し、Product Development Management Association Research Forum 2010に投稿した論文も採択され、2010年10月にアメリカ合衆国フロリダで行われたカンファレンスで報告した。このカンファレンスでは、共著者であるGloria Barczak, Serdar S.Durmusogluと現地で研究打合せを行い、実施予定日本企業を対象とした質問票調査の概念モデルと仮説およびデータ収集方法について議論した。 その後、11月から12月にかけて、調査対象先のサンプリングと企業送付先データの整備、概念モデルと仮説の内容に基づく質問項目の収集と確定、質問票の原案作成と双方向翻訳といった一連の作業を経て、2011年1月に日本企業約1,100社を対象に質問票を送付した。 質問票は2011年2月から3月にかけて回収され、集計と分析の作業を進めている。この調査の内容は、2011年4月の日本商業学会関西部会および2011年6月にオランダ(デルフト)で開催されるInternational Product Development Association Conference 2011で報告することが予定されている。
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